プリウスの右前回り修理です。
最初に見たときは、バンパ交換のみかなと思いましたが、部品を外してみると、
アルミ製のレンフォースメントが、完全に折れてます。かなりの衝撃だったんですね。
今回の仕事は元請さんからの仕事なので、使用者であるお客様と話が出来ていません。
お客様と直接話が出来ていれば、おそらくお客様は「かなりの衝撃でした」と話されたと思いますね。
レインフォースを外すと、取り付け部が壊れてました。
先端部分を新品に交換します。
この作業以外に、寸法を合わせるために、少しですがサポート類を引いたりして調整してます。
今回の衝撃により、ライトの位置がずれてしまっているため、フェンダとボンネットの隙間がくるってしまっています。
またフェンダの一部に、塗膜の割れが見つかりました。
これはおそらくですが、ぶつかった衝撃でライトが一瞬ずれたときに、ライトがフェンダを押してしまったんだと思います。
赤丸をしてあるところが割れています。
割れていれば塗装をしなくてはなりませんので、修理をします。
完成。
最初はこれほど損傷が大きく波及しているとは思っていませんでした。
思い込みというのは、いけませんね。
今回のように、部品を外していかなければきちんとした見積もりが書けないという事もあります。
損傷具合をお客様から直接聞ければ、頭の中で想像をして見積もりますが、それでもやはり限界があります。
ある程度大きな損傷の見積もりの場合は、いったんお客様にお渡しする見積書が概算見積もりという事もあります。