メルセデスベンツCクラスの、リヤフェンダ(クォータ)修理です。
リヤバンパはこれだけ色が付着していても傷がなかったので磨きで終わっています。
左リヤフェンダはラインが内側に押されてしまっているために、大きくゆがみが出ています。
余談ですが、ベンツのリヤフェンダの内側には、このように吸音材とか補強材が貼ってあります。
吸音材は今回の車はワゴンタイプなので、外の音が室内に侵入するのを少しでも防ぐ工夫です。
これがセダンだった場合は、補強材を貼って終わりということが多いです。
補強材はボディの鉄板が、エンジンや走行によって振動するのを防ぐためです。
ボディが振動してしまうと、室内に気になる音、つまりノイズとなって進入してくる可能性があるからです。
とは言っても、どんな車でも貼ってあるわけではありません。
鈑金を始めます。
鈑金には余り関係ありませんが、パネルのつなぎ目のシールが国産と違います。
いかにもベンツと言うべきなのでしょうか。
欧州車は特にこの傾向が強いですが、パネルの合わせ目に盛るシーリングの盛り方というか厚みが凄い。
いかにも「シールしてます」って感じ。
これが国産車だと必ず盛ってはあるけれども、なすりつけてあって存在を消している感じ。
メーカーでも考え方が違うし、国というか地域でも考え方が違いますね。
パテは、ほんの少ししかつけてません。
バンパとの境目のラインは、既にきっちりと出してあります。
サフェーサーまでの処理を終えたら塗装です。
塗装後、磨いて完了。
綺麗に直りました。
今回のような修理の費用は、 4.5~6万円位です。
(金額は、あくまでも目安です。車種や塗装の種類、修理内容によって、金額は変化いたします。)
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【担当者の一言コラム】
すりキズ、線上に走るキズ、えぐれるようについたキズ。
キズとひとくちに言っても発生した状況によって様々な状態が存在します。
椿自工がでは、ドライバーさんのご希望をお伺いした上で適切な修理を行います。
お車の板金塗装を用いた修理のことなら、お気軽にご相談ください。